タキソテール(ドセタキセル)は、乳がん・非小細胞肺がん・胃がん・頭頸部がん・卵巣がん・前立腺がんなど広く使われている抗がん剤の一つ。
副作用としては、骨髄抑制・過敏症・吐き気・脱毛・浮腫・爪の変化などがあります。
アメリカでは、タキソテールを受けた乳がん患者の10-15%が永久脱毛で悩む女性がいると報告しました。
2016年1月20日のCBSによると アメリカのアレンツ弁護士団は、タキソテール抗がん剤で永久脱毛症になった患者のために、訴訟を起こしたいと考えていると報じました。
この場合、副作用による永久脱毛症とは、薄毛も含みます。
「もしあなた、あなたの愛する人が抗がん剤による永久脱毛になっているのなら、この副作用の警告を的確に受けていなかった可能性があり、補償の資格があるかもしれない。どこにお住まいでも構わないので、タキソテール永久脱毛症の無料審理を開始するには、アレンツ弁護士団 (1-800-305-6000)に連絡、もしくはテキストメッセージを800-440-4400に送信してください。」 ということです。
どこにお住いでも構わないということですが、日本のような海外からでも大丈夫かどうかは定かではありません。
興味ある方は下記写真をクリックして詳細をご覧下さい。
抗癌剤による法的な相談はこちらにもあります。
このニュースを読んだ時、いかにもアメリカ的だなぁと思ったのは私だけでしょうか。
日本だと、副作用で悩んでいたとしても命を延ばしてくれたことにフォーカスして、副作用で悩んでも、医者や製薬会社を相手に訴訟する思考はないと思います。
以前は「抗がん剤終了後、必ず髪の毛は生えてきます」と説明を受けた方も多いかと思います。(私も含めて)
最近、ドクターは、「髪質が変わります」と言っているようで、少しづつ、抗がん剤終了後の永久脱毛、薄毛に悩んでいる人がいらっしゃるということを認知されつつあるのかなと思っています。
患者会などで体験談を聞くと「副作用による悩みは、各自でクリニックへ行くように」とあまり取り合ってくれない腫瘍科のドクターが多いのも事実。
一患者として、個々に調べて動くしかないのかなと思っています。
また、タキソテールによる永久脱毛の被害者たちのページでは、メディアをはじめ、これまで米国のドクター達は長期間にわたり髪の毛が生えないことを、タキソテールの副作用だと認めてもらえなかったという患者たちの体験談や写真なども閲覧でき、共鳴できる方もいらっしゃるのかなぁと思います。
「ハゲるから抗がん剤拒否!」というのも私にはフィットしないとはいえ、副作用および対処方法についてはドクター達は詳しく説明する必要はあるとは思っています。
現在、がん細胞だけを攻撃する脱毛の副作用がない分子標的薬はありますが、これは単体では使えないことが多く、タキソテールなどの骨髄抑制や脱毛の重い副作用のある抗癌剤とセットで使われているのが現状です。
早く、脱毛のない薬剤ができることを願っています。
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