皆様、こんにちは。
現在、私は年に一度の精密検査の時、MRIを受けています。
その際、MRIの技師さんから貴金属や金具の下着をつけていないか何度も尋ねられます。
それと同時に、アートメイク、タトゥー、刺青などもMRIを受けられないことを確認した上で、書類にサインをしてMRIを受けていいます。
先日、美容目的で顔に「金の糸」を入れた人がMRIを受けたところ 色素沈着した上、MRI(磁気共鳴画像装置)検査が受けられなくなったとして、大手美容整形クリニックに計約1570万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしました。
このニュースを読んだ時、美容クリニックのドクターは、お客様に説明しなかったのかなぁと疑問です。
美容クリニックとはいえ、医師免許をもった専門家。
美容目的の施術によってMRIが受けられない場合があり、病巣の把握ができなくなる可能性があると患者に説明をするべきだと思います。
MRIは磁気と反応するので アートメイクやタトゥーなどを施したところに、色素沈着、やけどなどの皮膚炎症を起こし、ペースメーカーやボルトなど身体の中に金属が入っている場合、皮膚を打ち破って出てくる場合があると説明を受けました。(現在はMRIを受けられるペースメーカーもあるようですので 該当するかはドクターにご相談下さい)
まゆ毛が薄い、無い方にとっては、アートメイクは手軽なツールだと思いますが、長い目でみるとMRIを受けられなくなるので注意が必要です。また、抗癌剤治療中は免疫が下がって感染症をおこしやすいので針を使うアートメイクやタトゥーは禁忌です。
インターネットやお店で1週間落ちないアイブロウなど様々販売されています。
特に、治療中の方、経過観察で1、2年に一度MRIを受ける予定のある方は、お化粧品を利用した方が安心です。
私のかかりつけの病院では、アイシャドゥもMRIの磁気に反応するので受ける際にはアイシャドゥをされている場合は落として下さいと言われます。
大学病院やがんセンターなどは磁気のボリュームが高い磁気(3テラ)を使用しているので、アートメイクやタトゥーの人は受けることができませんが、クリニックなどの小規模な病院では低い磁気(1テラ)を使用しているところもあり、アートメイクやタトゥーをしていても大丈夫のところもあるようです。すでに施している方は、事前に相談したほうが良さそうです。
ただし、低い磁気ということはそれだけ精密さには欠けるということもご承知下さい。
MRIはCTと比べて放射線の被爆を受けないので年に何度もMRIを受けても健康被害もなく精密な画像がとれるのでおすすめの検査だと思います。
「MRIを受けられなくても、アートメイクを受けたい!」と思う方は リスクなど納得の上で、受けた方が良さそうです。
今回の訴訟はそういった意味でもどのような判決になるのか注視していきたいケースです。
さて、今日はドレープ入りのキャップを3点 ご紹介致します。 ドレープをいれることで脱毛した頭にボリュームをもたせる作りになっています。
【医療用帽子】ボリュームをもたせるドレープ入りキャップ モーヴ(S308)
【医療用帽子】ボリュームをもたせるドレープ入りキャップ スネーク柄(S309)
【医療用帽子】ボリュームをもたせるドレープ入りキャップ ダーク・オーシャン(S310)
昨日、日本で最古のお祭り、山笠が終了した福岡。
これが終わると梅雨明けの知らせが届きます。
暑い夏はもうすぐ直前です。こまめに水分補給をしてご自愛下さい。
(近隣に設置されていた飾り山)
コメント