先日、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるハーバード大学の公立衛生大学院にて発表された「乳癌の予防と野菜と果物の関係について」研究論文をご紹介します。
2018年7月、果物と野菜を全体の摂取量の少なくとも5.5サービング以上食べる女性は、毎日の摂取量が少ない人よりも乳癌、特に攻撃的な腫瘍（いわゆる、顔つきの悪いガン）のリスクが低いことがあることを発見しました。
（ちなみに 1サービングは、生の葉野菜の1カップ、生や調理された野菜の半カップ、または細断されたり、調理されたフルーツの半カップを定義されています。）
研究では、27歳から59歳の182,145人の女性を対象に、浸潤性乳がんのリスクに関して、アンケートによって果物および野菜の消費量を調べ、この調査は、30年間にわたって追跡し 結論を導き出しました。
研究者らは、4年ごとに女性から提出された食餌アンケートと、年齢、体重、喫煙状況、家族癌歴などの潜在的な乳癌リスク要因に関するデータを分析しました。
研究チームは果物と野菜の消費がさまざまなタイプの乳がんに異なって影響を与えるかどうかを調べたところ、果物と野菜の摂取量が多いほどER陰性、HER2が豊富な、攻撃的な腫瘍のリスクを下げるのに特に有益であることを発見しました。
この研究は、「乳がん予防のために多量の果物や野菜を摂取することの重要性を提示している」と言えます。
同じ研究者によるこれまでの研究では、「繊維の摂取量」が多いほど乳がんリスクが低下することが分かっていました。
しかし、今回の研究で見いだされた果物や野菜の利点は、その繊維含量とは無関係のようであり、抗酸化物質や他の微量栄養素などの他の成分もまた乳がんリスクの低減に重要であることを示唆しています。
研究結果では、「果物や野菜、特にアブラナ科野菜（カリフラワーやブロッコリー）、黄色やオレンジの野菜の摂取量が多いほど乳がん、特に攻撃的な腫瘍である可能性が高い乳がんのリスクを軽減できる」と述べています。
参照元：International Journal of Cancer
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日本では 350グラムの以上の野菜を推奨しています。今回の研究結果の 5.5サービングと同じくらいかなと思います。
とはいえ、治療中で料理をする時間や手間や食欲がない時は、お鍋やスープ、野菜ジュースなどで 野菜を取ると良いと思います。
個人的には、果物は糖分が高いので 食べ過ぎはどうかなと思いますが、野菜の大切さを 改めて感じました。
何より、30年間、様々な年齢の18万人以上の女性を研究を追跡、分析した結果なので 信頼できると思います。
よろしければ 参考にして下さいね。
治療中でも キラキラと輝けますように☆
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