こんにちは。
ガンになった時、抗がん剤をすすめられた時、ガンそのもののより「副作用が怖いなぁ」と思った(思っている)人は 多いかと思います。
実際には少数ながらも 抗がん剤を拒否して 民間療法だけを取り組まれている人がいることも事実。
みなさんもお気づきかと思いますが、民間療法の本を読んでみると 完治した患者の体験話ばかりが記されています 。
そうでなくて、芳しくない結果になった患者さんたちはいないのかなと思ったことはありませんか?
私が抗癌中に近藤誠医師の「がんもどき」論にメディアはこぞって取り上げており、私の母は テレビ(近藤医師)の情報を鵜呑みにして 「抗がん剤治療は無意味なんじゃない?」と心配して電話してきたくらいです(笑)
米原万里さんはロシア語に精通した作家、翻訳・通訳家、エッセイストで テレビの報道番組のコメンテーターや亡くなる直前まで雑誌に寄稿されていたので 彼女のことをご存じの方もいらっしゃるかと思います。
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米原万里さんは、2003年10月卵巣嚢腫診断を受け内視鏡で摘出手術すると、嚢腫と思われたものが卵巣ガンあり、転移の疑いがあると診断されます。
近藤誠医師の影響を受けていた米原万里さんは開腹手術による摘出、抗癌剤投与、放射線治療を拒否し、いわゆる民間療法にて免疫賦活などに傾倒してしまいます。セカンドオピニオンを求めた近藤誠医師から、「何もしないで様子をみる」という米原さんの選択を支持。しかし、1年4ヶ月後には左鼠径部リンパ節への転移が判明しまいます。
その時に「転移をしてしまったら、もはや何も術が無い(がんもどきではなかった)」と近藤医師からの言葉に打ちのめされ、その時のやりとりを 彼女は「身も蓋もない救いのないものだった」と記しています。
その様子は、読んでいた私も胸が締め付けられました。(参照元:打ちのめされるようなすごい本 ・306ページ)
近藤医師の放置療法だけでなく、乳酸菌飲料、サメ軟骨、酵素ジュースや温熱療法、ハーブ、爪もみなど ありとあらゆることをすすめた医師たちも実名で記載され、実践した民間療法の説明とその結果を 淡々と記されていて、余計に心を抉られる気持ちになります。
転移後、温熱療法を行っている病院(本では名前も記載されています)の医師から「払った費用は返す。もう来るな」と言われ、最終的には 抗がん剤を受けるものの、2006年 5月25日に亡くなっています。(56歳没)
コメンテーターとしても活躍していた米原さん。仕事上、懇意にしていたTBSディレクターの斉藤道雄氏の著書(「希望のがん治療」)についても辛辣です。
「斉藤の著書は、それぞれの著書のいいとこ取り(一部は完全なコピー)をした、いかにもテレビ屋らしい造りの本だったのだ」と記しています。(参照元:打ちのめされるようなすごい本・308ページ) つまり、結果有りきの偏った情報ということなのでしょう。
斉藤氏の著書「希望のがん治療」には、医師から見放された重篤ながん患者たちが 三大治療だけに頼らずに玄米菜食などを取りれて癌を克服していった事例が多く掲載されていますが、それに疑問を持ち調べた上で実に理性的に反証しています。
「進化したがん免疫療法」という著者は、活性化自己リンパ球療法を実践している医師でもある有賀淳医師。その有賀医師から「がん免疫療法は、現時点では従来の三代療法にとって代わる段階まで至っていませんと名言されている」とも記されています。(参照元:打ちのめされるようなすごい本・304ページ)
再発後、活性化自己リンパ球療法のクリニックのK院長より三大療法をすぐに受けるように強くすすめられたことなども記されています。
個人的には、有賀医師やK院長らの言葉が本質なのでは思います。
民間療法や西洋医学の医師や研究者たちが、互いに対立して分断するのではなく 患者のために 利益につながる治療法の共同で模索をしていくことが大切なのではないかなと思っています。患者にとっては、「治る(寛解する)」ことが目標なのですから、、、。
米原さんは民間療法を実践してた記録をみると その種類の多さと、保険がきかないこれらかかった治療費にも驚きを禁じえませんでした。
「打ちのめされるようなすごい本」という本は米原さん癌治療の検証記録だけでなく、大半は国内外の多くの本の書評を鋭い感性で書かれていて、洞察力には感心しながら一気に読了しました。
これから三大治療をせずに、民間療法だけを選択しようと思っている方には 是非 彼女の本をご一読されてからご納得の上、決断されることをおすすめします。
※他の文献をしらべてみると 米原万里さんは 再発後ロシアから輸入してロシア製の抗がん剤も使っていたとか。
何故 彼女が治療していた2004年当時・ロシア人の平均寿命は64歳(日本は82歳)という、圧倒的に平均寿命が低いロシアからの医療に傾倒したのか、ロシア語通訳者ならではのこだわりだったのか、 何故日本の標準医療に対して ここまでも不信感があったのかは、定かではありません。
近藤医師をはじめ耳心地の良い言葉を発した医師たちにすがり、信じた結果、後戻りできない状況に悔しい想いをしながら亡くなった米原さんには思想などは違えど今も元気いて欲しかったとつくづく思います。
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本日は、リボンの取り外し可能! リボン付き・キャップを3点 ご紹介いたします。
こちらは、ドレープをつけることによって化学療法や脱毛症による脱毛中の女性の頭にボリューム感をもたせ、3つのスタイルになる キャップです。
1)18センチ×11.5センチの付属のリボンをベレー帽風に横や後ろにセット(お買い物や散歩の時に)
2)リボンは取り外し可能。外すこともできます。(おやすみになる時やスポーツの時に)
3)リボンを取り外した後は、お手持ちのスカーフでフェミニンなスタイルに。(エレガントな装いの時に)
<スカーフは付属しておりません。お手持ちのスカーフでアレンジできます。>
【おしゃれな医療用帽子】リボンの取り外し可能!3スタイル・リボン付き・キャップ ダーク・チャコール(S407)
【おしゃれな医療用帽子】リボンの取り外し可能!3スタイル・リボン付き・キャップ ブルーデニム・ローズ柄(S489)
【おしゃれな医療用帽子】リボンの取り外し可能! 3スタイル・リボン付き・キャップ チャコールグレーデニム・ローズ柄(S490)
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1月は睦月(むつき)ともいいます。
睦(むつ)まじく暮らす月だそうです。
1月の後半も、家族や友人たちと親交を深めて楽しく過ごしたいと思います。
治療中でも キラキラと輝けますように☆
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