こんにちは。
今年の4月に「知の巨人」と言われたフリージャーナリストで作家の立花隆さんが80歳で亡くなりました。その訃報を知ったと同時にだいぶ昔に読んだ元奥様だった翻訳家の橘雅子さんの「飛鳥への伝言」という本を思い出しました。
橘雅子さんと立花隆さんは息子の飛鳥さんが5歳の頃に離婚をされましたが、離婚後も毎週食事をしていたという良好な関係だったようです。
橘雅子さんは、子育てが一段落した50歳の時にイギリスに2年間留学したりと人生を謳歌してましたが、帰国後に離れて暮らす飛鳥さんが久々に帰省し、そこで激しい咳をする雅子さんの姿をみて「一度検査をしてみたら?」の一言で病院に。
検査の結果、肺がんステージ4、脳への転移と同時に5年生存率6パーセントと告知されました。
告知前後から1年ほどの治療の中で日々感じたことを就職のために離れて暮らす飛鳥さんに語り口調で50通の手紙という形式で書かれたのが「飛鳥への伝言」という本です。
告知を受けた最初の主治医の冷淡な対応に傷つき、不信感をもったところでは、飛鳥さん、立花隆さんも改めて同席してもらったりとサポートされていた様子も記載されています。
病名と同時に余命まで告知を受けた雅子さんは、主治医の言葉に傷つき不信感を持ちますが、元夫の立花さんと飛鳥さんが同席して改めて主治医の話を聞いたところ「主治医は特に酷い人でもないし、間違ったこと言っていないていないよ」と言われて冷静さを取り戻したこと。(それでも彼女は後に主治医を替えましたが。)抗がん剤治療や代替医療や気功の実践と考察が詳細に書かれています。
生きることに前向きで決して諦めなかった橘雅子さんですが、この本が発行された同じ年(2000年)に急変されご逝去されました。享年55歳でした。
結果的にこの「飛鳥への伝言」は橘雅子さんの遺作となり、エンディングノートとして紹介されていますが、50歳で留学したり、闘病中では、いろいろな治療法を試してみたりとBetter late than never(やらないよりは遅くなってもやった方がまし)という何事にも果敢に挑戦していく生き様が綴られています。
この本は、毎日を戸惑いながらも前向きに強くしなやかに過ごした軌跡だと思っています。
古い本ですが 機会があれば是非ご一読下さい。
余談ですが、さまざまな代替医療に取り組んでいた雅子さんですが、近藤誠医師の「がんもどき、放置療法」については最初から否定されています。
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10年ほど前から流行り、すでに周知されている「エンディングノート」という言葉。
実は、和製英語でして欧米人にとっては想像できない言葉だそうです
日本では、財産などの法的な手続きに関することは「遺言」、人生最後にどうしたいか、葬儀の時の音楽や自分の私物についての取り扱いなど様々な希望を生前に記しておくことが「エンディングノート」と分けて使われているように思います。
英語だと、法的な遺言も個人的な要望もすべて含めて「遺言」(will)と言い、延命や治療、他人への臓器移植やお葬式の要望など関してはエンディングノートとはいわずにリビングウィル(Living will) と言います。
臓器提供カードがリビングウィル(生前遺言)の一つと言えます。
尚、臓器移植、献血に関しては提供をできないことがありますので、ガン罹患者であることを伝えておく必要があります。
11月に入り急激に寒くなりましたが、体調を崩さぬようご自愛ください。
治療中でも キラキラと輝けますように。
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