8月30日に米国食品医薬品局(FDA)は、米国で初めて遺伝子治療を承認しました。
キムリア(Kymriah)と呼ばれるこの薬は、CAR T細胞療法と呼ばれる患者の遺伝子に添った高度なオーダーメイドの癌治療薬。
患者の遺伝子に添ったこの治療は、患者の細胞を取り出し、それらを再プログラミングしてから再び戻すことを必要とするため、薬を製造することは決して簡単なことではありません。
FDAは、25歳までの小児急性リンパ芽球性白血病を罹患している患者に対してキムリア(Kymriah)を承認しました。
今回、薬価が475,000ドル(5200万円程)となることと、一人の治療薬が完成するまでに3週間、要することから現在は年間25歳までの小児急性リンパ芽球性白血病の患者600人のみが受けられると発表しました。
コロンビア大学メディカルセンターの小児血液学者 – 腫瘍学者プラカシュ・サトワニ博士は、「この承認は、さまざまな白血病、リンパ腫、固形腫瘍、骨髄腫で使用されるこの種の治療のための門戸を開くだろう。また、これは遺伝子治療の新しい時代の始まりに過ぎないと思う」とBusiness Insiderに語りました。
キムリア(Kymriah)は、一般に薬局に販売されているような常用の薬のようではなく、また、大量生産できるインスリンのような生物製剤でもありません。
この治療は人の免疫系から行われるため、プロセスには約3週間も要するため、現在のところは、治療困難な25歳以下で一年間に患者600名だけに受けられる治療となるようですが、サトワニ氏は、「患者は白血病が治ることを覚悟しなければならないほど、素晴らしい成果だ」と述べました。
ちなみに、治験では、キムリア(Kymriah)で治療した63人の患者のうち、83%が3ヶ月後に寛解し、64%は1年後にまだ寛解していました。
しかも、「今回、この治療を受けた患者たちは、基本的に治療がもはや無い重篤な方だけを対象にした治験での、この寛解率の高さには、明らかに、これは多くの患者さんやその家族やフィールドの人生を変えるでしょう。」とサトワニ博士は語っています。
尚、キムリア(Kymriah)については、1回だけの治療で完了しますが、インフルエンザのような高熱などの副作用があり、ひどい場合は入院が必要になり、投与後は約1ケ月程のフォローアップが必要というこです。
参照先:Business Insider
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さて、本日は、ドレープ入りキャップを3点、ご紹介致します。
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まだまだ、始まったばかりの遺伝子治療ですが、一日も早く、遺伝子治療の安全性が確立され、日本でも標準治療へと組み込まれていくことを願うと共に、創薬の分野がますます治療に於いて大きな役割を担っていくのではと感じています。
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Because there is restraint, I can fly
Because there is sadness, I can soar highly
Because there are adverse circumstances, I can run
Because there is a tear, I can move forward
束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるからこそ、私は前にすすめるのだ。(マハトマ・ガンジー)
※上記のフレーズはガンジーの遺言の詩として日本では有名ですが、実は、英語圏のサイト、文献やインド人の友人たちに尋ねても確認できませんでした。
加えて、「ガンジーのことば」とネットで拡散されているものの中には、ガンジー自身が言っていないフェイク(偽物)フレーズも多くあるのも事実。(それを検証しているサイトもあったりします)
個人的には、上記の言葉もガンジー自身の言葉なのか断言はできませんが、言葉としては素敵なのでご紹介させていただきました。(もし、英語やヒンディー語などの文献やサイトをご存知の方は教えて下さい。)
治療中でも キラキラと輝けますように☆
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