私事ながら、今週は息子が通う高校の卒業式でした。
式典の中 先生方から多くの素敵な餞(はなむけ)の言葉を頂きました。
中でも校長先生からサミュエル・ウルマンの「Youth(青春)」という詩の一節を頂きました。
先生は卒業する子どもたちに贈ってくださった言葉だと思いますが、いろいろな逆境の中でも 信念と希望を持ち続けることは、大きな壁に向かって邁進している若者だけでなく、闘病している方にとっても大切なことだと思っています。
青 春
サミエル・ウルマン
「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨(せいしん)、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 人は自信と共に若く 希望ある限り若く |
疑惑と共に老ゆる 恐怖と共に老ゆる 失望と共に老い朽ちる |
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。」
息子が中学入学後まもなく、がん告知を受けました。
深刻な段階だと告げられていた当時は、息子の中学の卒業式に出るという目標にこれまでの生活を見直し治療に取り組んできたことを思い出します。
それでも時折襲う、失望感、恐怖心はサミュエル・ウルマン氏の言葉をお借りするのなら 老い朽ちる(=免疫を下げる)ことだったのだなぁと思っています。
3年前、彼自身が決めた高い目標達成のため県外の高校を選びました。
闘病中の私としては側にいたいという想いもありましたが、この3年間 卒業式に出ることを目標に治療に励んできました。
幸い この3年間も無事過ごすことができ、息子の卒業式に参列できました。
卒業式後の最後のホームルームでは 担任の先生の提案で 急遽、全員のスピーチをすることになりました。
クラスメートは皆、共に苦楽を過ごした3年間は 楽しく充実した高校生活だったというスピーチに安堵感と共にこの高校に行かせてよかったと確信しました。
先生方、クラスメート、家族へ感謝の気持ちを話す息子の人としての成長を垣間見ることができたことに感慨深く思いながら帰途につきました。これからも 感謝の気持ちを忘れずに生きていって欲しいと願っています。
さて、本日は マルチカラーや鮮やかなカラーのショートリボンのスカーフキャップをご紹介致しますのでご覧くださいね。
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今回も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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