こんにちは。
日に日に冷気が厳しくなってきました。
今年の冬は寒くなりそうですね。
本日は、皮下注射でがん治療が可能になった記事をご紹介致します。
UAEの首都アブダビで、乳がんのHer2陽性患者が抗がん剤治療後(もしくは同時)に受ける分子標的治療を静脈点滴から皮下注射での治療が始まりました。
この処方薬は、ペルツズマブ(商品名:パージェタ)とトラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と浸透を促すヒアルロニダーゼ-zzxfを組み合わせた「Phesgo」という配合皮下注射製剤です。
通常、これらの組み合わせの治療は静脈からの投与で3〜5時間が必要でしたが、皮下注射「Phesgo」を行った場合は、たったの5分で済むということです。
(フマイド・アル・シャムシ医師)
エミレーツ腫瘍学会の会長でもあるフマイド・アル・シャムシ医師は、「迅速で簡単な薬物送達は、治療費の削減に加えて、患者の生活の質の向上に役立つ」と述べました。
また、「この治療法は、近い将来、癌の標準治療になるはずです」と彼は述べました。
「Phesgo」の適用について
この薬は、乳がん患者の25%近くが罹患しているHER2陽性乳がんの患者さんに適用されます。
現在、遠隔転移したHER2陽性成人乳がん患者、および早期のHER2陽性患者にのみ承認されています。(2020年11月1日現在)
フマイド・アル・シャムシ医師は
「通常、患者はこの薬の組み合わせを1年間、化学療法を3〜4ケ月受けます。化学療法は病院で受ける必要がありますが、分子標的治療は「Phesgo」を皮下注射で受けるように訓練することで在宅で治療することができます。
たとえ、患者が「Phesgo」を注射を受けるために病院に来たとしても、治療時間の大幅な短縮は治療室の回転が速くなることで多くの患者の受け入れが可能となり、保険費用を削減できます。
更に、進行したHER2陽性乳がんの患者さんは長く服用する必要があるため、この薬は生活の質の向上につながるでしょう」と述べました。
「患者の声」
乳がん患者のジョアン・レスタさん(42歳)(一番の上の写真の右側)は、UAEで最初に「Phesgo」を投与された患者です。
ジョアン・レスタさんは「私は2020年1月に乳がんと診断され、処方された化学療法をすでに終了しています。
本来なら、このペルツズマブ-トラスツズマブの分子標的療法を1年間、3週間に1回行わなければなりませんでした。点滴のために病院に来る必要があるたびに、5〜6時間かかります。
その際は、4歳と5歳の2人の子供を預けることができるシッターを見つける必要がありますが、皮下注射での治療は長時間が拘束されません。したがって、この新しい注射での治療は素晴らしく、とても便利です」と言いました。
قمنا بإطلاق أحدث علاج لسرطان الثدي في العالم لأول مرة خارج الولايات المتحدة هنا في #دولة_اللامستحيل بدعم من الجهات الرسمية وقادتنا،العلاج الجديد يوفر الوقت والمال والراحة النفسية لمرضى سرطان الثدي ومن الممكن أخذ الحقنة في المنزل بعيدا عن المستشفيات. 🇦🇪🇦🇪@UaeEma @SocietyEmirates pic.twitter.com/yLp10T55BY
— Prof.Dr.Humaid Al-Shamsi 🇦🇪 (@alshamsi2000) October 16, 2020
参照元:フマイド医師のtwitter 、FDA
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アメリカの食品医薬品局(FDA)は今年の6月29日、自宅での投与が可能な乳がん治療薬として「Phesgo」は承認され、コロナが収束しないアメリカに於いて、すでに治療がスタートしています。
今回UAEでの治療は、アメリカの次の国としてとても治療が開始されました。
安全性や効果が確認されるまでなかなか認可されない日本での使用は、もうしばらく先だと思いますが、認可が下りれば、患者さんの体力的、精神的、経済的な負担が軽減できるのでは期待しています。
治療中でも キラキラと輝けますように。
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